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システム開発は、一括払いではなく月額利用料金(サブスクリプション)が良い!

ソフトウェア開発の環境は、20年前とは大きく違う。

 

パソコン用のソフトウェアが全くなく、システム会社には開発技術があっても企業がパソコンでシステムを構築しようと思えば、多額の開発費用をシステム開発会社に発注する必要がありました。

 

あれから20年を経て、ソフトウェア会社には多くのソフトウェア資産が蓄積されています。このソフトウェア資産をユーザーに合わせて変更することで、システムが構築できるようになっているのです。

 

システム開発会社には、一括して多額のシステム開発費用を支払うのではなく、初期設定作業費と月額利用料金という支払い形態(サブスクリプション)で、保守料とシステム利用料を支払う方が、初期費用をおさえることができます。

 

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相次ぐシステム開発トラブル

近頃、システム開発のスケジュールが遅れ、開発依頼先とのトラブルも数多く発生しています。スケジュールが遅れた原因をお互いになすり付けさらに問題が大きくなっていってるのです。

日本IBMに野村が33億円賠償請求 なぜ訴訟相次ぐ :日本経済新聞

 

ニュース - [続報]スルガ銀-IBM裁判、東京地裁はITベンダーの責任を重く認定:ITpro

 

私は、上の例のような大規模開発を行ってはいませんが、私が開発する小規模なシステムでも、開発環境は以前とは変わってきています。システム導入までの 打ち合わせ時間が、大きく違ってきているのです。

 

20年前のシステム導入の場合では、手作業の事務処理をシステム化するという状況で、作業内容をヒアリングするのも大変わかりやすく私たちもユーザーの業務を理解しながらのシステム構築作業でした。システムを導入するたびに作業が軽減されユーザー様にも大変ご満足をいただきながら導入することができておりました。

 

現在では、稼働しているシステムを再構築する場合がほとんどです。業務の内容もユーザから一つ一つ作業手順をヒアリングをするのではなく、システム開発会社側が稼働中のシステムを解析しユーザーが追加要望する内容をヒアリングし新しいシステムの提案をしなければなりません。それにはシステム開発会社の業務経験が大変重要になります。

 

そのためシステムを稼働してから気づくことも多く、導入しながら仕様の変更を余儀なくさせられることもあります。仕様の変更があったからと言って受託開発金額に変更出きないのが現状です。

 

システム開発会社は、出来るだけ早くシステムを完成させ納品検収を受け開発代金を受け取りたいのです。こんな状況でさらに時間をかけ品質の良いシステムを構築するためにはどうしたらいいでしょうか。

 

月額利用料金(サブスクリプション)で支払うとうまくいく

 

受託開発は「納品」をなくせばうまくいく? なくさなくてもうまくいく? ソニックガーデン倉貫義人氏、グロースエクスパートナーズ鈴木雄介氏対談 (1/5):CodeZine

 

上の記事でも言っているように、「納品というシステム開発会社のゴール」と「納品というユーザーのシステム利用スタート」という違いに問題があると思います。

 

システム月額利用料金という 支払い形態をとることにより、発生したトラブルや予測されるトラブルに対して、システム開発会社は「納品というゴール」ではなく今後のシステム保守にかかる時間を考えてトラブル回避対策を行います。今回時間をかけても将来的に作業時間が軽減されることにより、より長期間継続してユーザーにシステムを利用していただける環境を作ることができます。

 

そのことが、システムの品質を上げシステム開発会社の利益も上がり、ユーザーは初期投資が減りシステムの仕様を完璧に確定することなく運用しながらシステムを改善することができます。

 

参考システム

 

 

残業なんてしなくていいわ! 

 

今日の仕事は、終わったわ! 

下で待ってて、すぐに行くから

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品質の高いシステムを構築し、業務効率の良い環境を作りましよう。