下図の1番のようにA4用紙に[納品・請求書]伝票を作成すると[納品・請求書]を印刷するたびにシートが増えてしまいます。また、このように登録した売上データを集計するには串刺し演算などを使うことになりとても大変です。
2番のようにデータベース形式にして売上データを登録すると、[Sum関数]などを使って簡単に売上を集計することが出来ます。そして、[請求書]や[納品書]を印刷する仕組みをエクセルカードHARI(エクセルマクロ)で作ります。
データベースを印刷する仕組みとは
※[データ表]シート、[納品・請求書]シート、[印刷作業領域]シートの3つのシートを準備します。
▼[データ表]シート
▼[納品・請求書]シート (印刷書式用)
▼[印刷作業領域](シート名は、[システム設定]シートにしています)
▼作成手順
1.印刷する書式シート(納品・請求書)を作成します。
(1ページ分のシート)
2.印刷する書式シートは、印刷作業領域(システム設定シート)にリンクします。
[納品・請求書](印刷書式シート)を印刷作業領域にリンクします。
※[データ表]シートにリンクしてはいけません
(数式を表示すると下図のようになります)
納品・請求書を印刷するには
画面の[印刷]ボタンを押すとプログラムは次の手順で印刷します。
1.画面のデータを[印刷作業領域]にコピーします。
2.[納品・請求書]シートを印刷します。
3.[納品・請求書]シートは、印刷作業領域にリンクしていますので画面のデータが納品・請求書として印刷されます。
エクセルマクロで次の機能を拡張しました
このような仕組みで印刷しているので、ユーザーは自由に印刷書式シートを作成することが可能になります。
※窓空き封筒を使うとそのまま郵送できます。
1.追加作成した印刷書式シートをリストで選択できるようにしました。
2.商品名や得意先名などすべての項目をリスト参照入力できるようにしました。
3.宛名ラベルを印刷する機能を作成しました。
▼エクセル伝票 GANE
ご希望の方は、無料でご利用いただけますので、下記のボタンをクリックして[ダウンロード]してください。
さらに明細行数を増やしたい方は、伝票ボックス KATA !
エクセル伝票 GANE のデータ表は、1行が1枚の伝票で構成されています。そのため、伝票の明細行数を増やすことができません。
エクセル伝票 GANE は、簡易的な伝票管理ソフトとしてご利用ください。
Access で データベースを管理し、Excel で伝票を印刷する
ユーザーが自由に印刷書式を変更できるように、Access で データベースを管理し、出力レイアウトを Excel で設定できるように「伝票ボックス KATA」を準備いたしました。
エクセル伝票 GANE と同様に、Excel のシートで印刷レイアウトを自由に設定することができます。
下記のページを参照して、「伝票ボックス KATA」をセットアップしてください。
データベースと Excel を連携して、本格的なデータベース管理が可能になります。